
1次方程式:5.1次方程式の活用
さて、実生活のなかのどんな場面で1次方程式を使うか考えてみましょう。
例えば、袋入りのりんごが何種類か売っていた時、どのりんごが安いですか?
考え方によって高い、安いは変わってきますよね。大事なのは「自分にとってなにが必要なのか?」です。
ただし、りんご1個あたりの金額がわかることでどの袋を買えばいいかが少し見えてきます。
実生活のなかで、1次方程式は「1個だけわからない数字があるとき」にその数字を求めることができるんです!
1次方程式の活用
八百屋さん(っていまどきあんまりありませんが。)での1次方程式の活用です。
例)
問1、問2では、りんご1個の値段、みかん1個の値段がわかりません。この場合は素直にわからない数をxとおいて計算式を作ります。
文字式ってなに?でも学んだ通り「今はわかっていない数を文字に表す」のが基本です。
では問3ではどうでしょう?
りんごとみかんの値段がわかりませんね。
ここで「困ったなー。」なんて言わないで!!
こういう時は「問題をよく読む」。方程式の問題は問題文に答が書いています。
よく読むと、
・りんごの値段はみかんより20円高い
・みかんの値段はわからない
・求めるのはみかんの値段である。
ということは、この問題でもとめるわからない数は「みかんの値段」だから、素直にみかんの値段をx(円)とすると
りんごの値段は x+20(円)
みかんの値段は x(円)
次に
りんご6個の値段とみかん8個の値段は同じ
と書いていますね。だから
(x+20)×6=8x
が成り立つんです。
もとめるとみかん1個60円となりますね。
じゃあ、みかん1袋とりんご1袋の値段はいくら?
りんごはみかにょり20円高いから、りんご1個80円
みかんは1個60円
がわかったので、
りんごが6個入りだから 80×6=480円
みかんが8個入りだから 60×8=480円
となり、同じ値段なのがわかりますね。(最初から同じ値段っていうのは問題に書いていますね!)
わかりましたか?